自宅でのコンポストが「暮らしの中の循環」だとしたら、
コミュニティコンポストは「まちの循環」。

家庭だけで完結するのではなく、人や場所とつながることで、
循環はもっと大きく、無理なく、続いていきます。

地域や団体の人たちが共同で生ごみを堆肥にし、資源として地域に循環させるしくみ。ごみを資源へと変えながら、人と人・人と自然のつながりを育みます。

地域の資源を活かし、コミュニティコンポストの設計・運営を担う人材。技術だけでなく、人と人・人と自然をつなぎ、循環が続くしくみを育てます。

コミュニティの大きなコンポストでは、微生物の働きが活発で冬でもほかほか

コミュニティコンポストの意義

都市のコミュニティコンポストは限られた土地を共有しながら循環を生み出せる点に意義がありますが、最も大きな意義はコミュニティの醸成、あたたかな繋がりが人々の間に生まれるということです。

初めて取り組む場合は、虫が出た、臭いが出たなどの対処でつまずくことが多いコンポストですが、共同で行うことで不安や負担が減り、できた堆肥を自分たちのコミュニティガーデンや地域の花壇などへ還すことで、身近な緑の循環を育てます。

大きな木枠コンポストは、生ごみなどを入れている限り、冬でも55℃以上の高温を保つことができ、ほかほかです。何も特別なものは入れているわけではないのに、ほかほかのコンポストを地域の人と切り返し(混ぜる)をしているだけで、あたたかなつながりが生まれます。
生ごみが資源に変わる体験を共有することで環境意識が自然と高まり、人と人とのつながりや地域コミュニティの活性化にもつながります。

家庭用コンポストとコミュニティコンポストの特徴

(さまざまなコンポストの種類があり、一概には言えないこともあります)

項目 家庭用コンポスト コミュニティコンポスト
手軽さ 自宅で完結でき、好きなタイミングでできる 参加や持ち込みの手間はあるが、個人の負担は減る
スペース 小スペースで可能 土地の少ない都市でも、共有スペースでできる
継続のしやすさ 一人で行うため、継続に工夫が必要 仲間がいるため、モチベーションを保ちやすい
トラブル対応 自分で調べて対応 失敗しても相談できる安心感がある
分解環境の豊かさ 素材や量が限られ、分解環境が単調になりやすい 多様な素材と十分な量により、微生物の働きが活発で安定しやすい
堆肥の使い道 自宅の植物や家庭菜園 地域の花壇や畑で循環
食とのつながり 新鮮な野菜を家庭で活用 収穫祭などで野菜を分かち合える
環境意識 個人の中で育つ 地域全体に広がる
コミュニティ・安心・防災 個人で完結するため、日常のつながりは生まれにくい 地域のつながりが生まれ、防犯や見守りにつながる。
いざという時に助け合える関係が育つ(防災・減災)
コミュニティコンポストは“ごみ”を資源に変えるだけでなく
「人と人」をつなぐ装置

原宿はらっぱファームのコミュニティコンポスト


こちらから全体をダウンロードすることができます。

NPO法人コンポスト東京実施 意識調査2025より

原宿はらっぱファームでのコミュニティコンポストは
地域住民、地域の店舗、学生が共同で関わり、理想的な循環を生み出すことができました。実際の活動を記録した動画を制作しました。

関わった学生の活動の様子や、地域の方々の取り組み、できた堆肥の映像などが出ています。
コンポストのイメージが変わるかもしれません! ぜひご覧ください。

コンポストマスターとは

コミュニティコンポストのしくみを支えるのがコンポストマスターです。

「堆肥づくり」だけではなく

  • 地域の有機資源を把握する
  • 回収・運用・堆肥活用の仕組みを設計する
  • 人を巻き込み、継続させあたたかなコミュニティを創る

社会のしくみとしてコミュニティコンポスト”を作る人材です。

コンポスト東京では、その人材育成プログラムを構築しています。

農林水産省の令和7年度農山漁村振興交付金の対象事業となっています。

そんなまちの中で循環を育てていく人材を育成するプログラムを、コンポスト東京では現在作っています。家庭やカフェ、落ち葉など、地域にあるさまざまな資源と人をつなぎ循環させるコミュニティのデザイナーとも言えます。

コミュニティコンポスト先進国、フランスのコンポストマスター制度は、国家機関ADEME(環境エネルギー庁)が認定してるプログラムで、資格取得者は自治体で働いたりしています。パリに学び、日本に合ったカリキュラムをデザインします。

コンポストマスターの役割

1. コンポストの技術を教える
  • 分解の仕組み
  • 基材の考え方
  • 水分調整
  • 温度管理
  • 臭い・虫対策
  • 何を入れてよいか
  • 熟成の見極め
  • 堆肥の使い方

コンポストマスターの土台

2. 循環のしくみを設計する
  • 何世帯でやるか
  • どんな頻度で持ち寄るか
  • どんな容器や導線にするか
  • 誰が当番か
  • 誰が困りごとを受けるか
  • どんな説明文を出すか
  • 堆肥をどこで使うか
  • 参加したくなる動機をどう作るか

    家庭用の延長ではないところ
3. コミュニティを育てる

さらに大事なのがここです。

  • 初心者が入りやすい空気をつくる
  • 参加者が自分ごと化できるようにする
  • 一部の人に負担が偏らないようにする
  • トラブル時に対立で終わらせない
  • 「やらされる活動」ではなく「関わりたくなる場」に!

    コミュニティマネジメント

2027年 カリキュラムをスタートするために準備をしています

2027年 本格スタートに向けて、実証プロジェクト先行導入パートナーを募集しています。
自治体、企業、教育機関などでの導入のご相談を受け付けています。
また、基礎講座は2026年度中に開始予定です。Instagramなどで情報発信していきます。
本格導入は、まだわからないが、話を聞いてみたい、期間限定で取り組みたいなど、お気軽にお問い合わせください。
ご一緒に進めていきましょう!