地域資源循環と人材育成プロジェクト
農林水産省の令和7年度農山漁村振興交付金の対象事業
コンポスト東京は、2025年度から2027年度までの3年間にわたり、都市部の空き地を活用してコミュニティ菜園を創出し、地域で発生する生ごみや木くず、建設廃材などの有機資源を循環させることを目指します。
この取り組みを通じて、地域における「農」の価値と交流を深め、活動の専門的な担い手となる人材育成カリキュラムを開発・改善しながら、実践を重ねていきます。



このプロジェクトが目指すこと
- 都市部の空き地にコミュニティ菜園とコミュニティコンポストを設置し、生ごみや木くずなどの有機資源を地域内で循環させる
- 野菜を育てる体験を通じて、農業への関心と理解を深め、都市住民が「食」と「農」をより身近に感じられる機会をつくる
- 活動を支える専門人材「コンポストマスター」を育成し、取り組みを継続・拡大できる仕組みをつくる
- 有機物を循環させ焼却処分を減らすことで、都市部の気温上昇の緩和に貢献する
- 都市の緑を市民の手で育て、気候変動の影響をやわらげる、しなやかな街をつくる
都市住民が農業の価値を身近に感じ、地域資源の循環と「食」と「農」への新たな気づきのなかで、あたたかいコミュニティのある街づくりを目指します。
この活動が必要な理由
現在、東京では農地がほとんどなくなり、本来堆肥になるはずの生ごみや木くずが大量に焼却されています。緑地の減少は都市の気温上昇を加速させ、気候変動の影響はすでに私たちの日常に及んでいます。私たちは、「ごみ」を「資源」に変え、都市の緑を市民とともに育てることで、農業の多様な価値(食料生産・環境保全・交流・防災)に都市住民が触れる機会を広げます。
有機資源の循環による焼却ごみの削減による環境負荷の低減、土壌への有機物還元やコミュニティ菜園・コンポストを通じた都市緑化と、地域のしなやかな力を高め、気候変動の影響をやわらげることにも寄与します。
先進事例から学び、日本の都市モデルをつくる
フランス・パリ市では、官民連携でコミュニティコンポストや菜園を都市全体に普及させ、専門家が市民を継続的に支援する仕組みが根づいています。私たちはこの事例に学びながら、日本の都市に最適な人材育成制度の開発に取り組みます。
プロジェクトの主な目的
- 都市部の空き地を活用して、コミュニティ菜園とコミュニティコンポストを設置する
- 地域から出る生ごみや木くずなどの有機資源を、地域内で循環させる
- 活動を支える専門人材を育成する仕組みをつくる
都市住民が農業に触れ、地域資源の循環に取り組むなかで、あたたかなつながりのある街づくりを目指します。
2025年の主な活動
渋谷区(原宿)、江東区、福島県いわき市のコミュニティ菜園を拠点に、以下の活動を行いました。



- 専門人材の育成制度開発:国内外の先進事例(特にフランスのコンポストマスター制度)を調査し、コンポストや菜園の運営・支援ができる人材を育てるカリキュラムを開発します。
- 地域資源循環の実証実験:家庭の生ごみに加え、建設廃材(石膏ボードや木くず)を堆肥化し、土壌資材として活用する実験を行います。
- 啓発イベントと支援:コンポスト講座やユーザー交流会を開催し、地域でのコンポスト活動のノウハウを開発・支援します。
- 情報発信:活動の様子や循環型菜園の魅力を伝える動画やウェブサイトを制作し、広く情報発信します。
- 持続可能な仕組みづくり:プロジェクト終了後も活動が続くよう、講座参加料や寄付などを活用し、事業系の食品残渣や建築廃材を農業に活かす仕組みを検討します。
- 専門家による内部勉強会:コンポストや菜園、都市農業、コミュニティマネージメントなどの専門家に学び、カリキュラムづくりに活かします。
関連資料・活動記録
この事業で実施してきた活動の記録や、参加者アンケートをもとにした資料、来園者の声をご紹介します。
2025年度に実施した講座、交流会、支援活動などを月ごとにまとめています。
原宿はらっぱファームでの活動やイベント参加者へのアンケートをもとにまとめた公開資料です。
来園者アンケートをもとにしたワードクラウドと、実際に寄せられた声の一部をご紹介しています。


